2023年05月26日

ゆっくり自転車旅2

いく さんからの寄稿です

こんにちは。いく と申します。
前回の会員紹介ブログから4年程経ちました。
その後、コロナ禍に突入していまい仕事もなぜか忙しくなり、前回ご紹介した自転車旅(ポタリング)もご無沙汰で「旅にでた〜い」症状がでている今日この頃です。

そこで少し前にはなりますが、昨年2022年秋に祖父の50回忌と父親の17回忌法要のため北海道に訪れたときの役にたたないお話しです。
母親が脳梗塞となり療養中のため、私以外の家族は東京に残り今回の法要は一人で北海道を訪れました。
お寺のご住職には、東京で待機している家族のためリモート法要をお伝えしたところ快く承諾していただき、当日はお花屋さんに墓前に供える花を取りに行き、お墓と周辺の掃除・除草、お花とお線香を供えて三脚をセット、リモートで使用する携帯電話のアングル決めなどを短い時間の中で駆けずり回り、心を落ち着かせる間もなく法要が始まりました。

009.png
ご先祖様から石狩平野を望む
ところが法要が始まって間もなく東京にいる妹から「お坊さんが映ってないよ〜」と連絡が入り、携帯カメラのインとアウトの向きが逆になっていたため、お坊さんがお経を唱えている後ろで電話をしながら「映ってる?映ってない?」とゴソゴソ。
法要の最後に父が大好きだったお酒などをお供えしていないことに気付き(用意はしていたが、カバンの中で熟成)、ご先祖様から「コラっ!」と怒られる空気を感じながら無事?に終えることができて安堵。
簡単なリモートセッティングしただけで、自分はYouTuberに向かないと悟り、反省点は多々ある中で、雲一つない天気が唯一の救いです。

さてさて、北海道では墓参りについでに過去2回ほど主人と自転車旅をしており、今回は一人だが自転車で走らないのは大事な忘れ物をしたような気になるため、以前から気になっていた美瑛を走ろうとレンタル自転車とガイドさんを事前に予約しました。

010.png
神居古潭バス停
ご先祖様の場所から電車と路線バスを乗り継ぎ、一度は訪れてみたかった神居古潭に寄り道。
この草むらにぽつねんとしているバス停に帰りのバスが止まってくれるのか不安を感じながら、たくさんのトンボが出迎えてくれて、神居古潭に向かいます。

011.png
神居古潭駅ホームと標識
見事な紅葉を満喫しながら、次回は自分の自転車で走るため旧国鉄の廃線となった神居古潭駅のサイクリングロード標識を確認。マムシとクマ出没かぁ・・・と国道の車とどちらが危険か悩みます。

神居古潭バス停に止まってくれた路線バスに乗って、旭川経由で美瑛に到着。
翌朝、ガイドさんの車で十勝岳中腹の望岳台まで移動し、人生初の電動付きクロスバイクに乗って走ります。

012.png
十勝岳 望岳台(標高930m)
ガイドさんは以前に林業を営んでおり、冬はこの十勝岳でバックカントリスキーのガイドもしているとのことで、曇っていましたが安全に簡単なハイキングを1時間程しながら、とても興味深い話しを楽しく聞かせてくださいました。



013.png
望岳台から下りの途中
標高930mからの自転車滑走は空気も美味しく「爽快〜」と何回も叫びながら下界に降ります。
途中、雲の切れ目の青空に見惚れて小休憩です。
車はほとんど通りません。というか、交通規制ですか?と聞きたくなるほど、車は走っていませんでした。




014.png
美瑛の畑
その後、びえい白金温泉、白ひげの滝、あの有名な白金青い池を経由して、ビート(砂糖の原料)畑と麦畑が地平線まで広がる景色を目に収まらない状態でペダルを踏みます。
東京では時間があるときに練馬の農家さんにお邪魔しているのですが、スケールが違いすぎて言葉になりません。ペダルを踏みながら「畑とは」と自分に問いかけていました。そして、ここでも車に会いません・・・

015.png
美瑛駅前バス停
無事に美瑛駅に到着し、東京に帰るため旭川空港行のバスを一人ぽつんと待つのでした。人がいない・・・

とても充実した法要が終わって名残惜しい北海道でしたが、家族には何がメインだったの?と問い詰められ、「北海道はでっかいどう!」をあらためて感じた時間の中で出会った方々に感謝いたします。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


次回は むらっち さんにお願いします


続きを読む
posted by 練馬ぱそぼらん at 19:49| 会員紹介

2023年03月31日

ボランティア活動とパソコン

raoya さんからの寄稿です

text_volunteer_bosyu.png
私がボランティアを始めたのは、1995年の阪神淡路大震災の時でした。
ちょうどその時に一人旅をしようと取っていた休暇が宙に浮き、どうしようかと思っていたところ、目に留まったのが、始めて間もないパソコン通信の掲示板にあった「西宮市役所でボランティア募集」の掲示。
_saigai_volunteer_gareki.png
何もわからないまま、当時電車の通っていた西宮北口まで行き、そこから歩いて市役所を目指し、避難所で数日間お手伝いをしました。今ではできそうにない、若さゆえの行動力でした。

その後、地元でもボランティアをしようと思い、見つけたのがボランティアセンター。
ボランティアセンターでは、ちょうど、「パソコンを使って地域の福祉団体のネットワークをつなぐ」という企画が立ち上がったところで、それに参画し、福祉団体にPCを配布しパソコン通信などの使い方を指南する、という活動をしました。

このように、私のボランティア活動のきっかけは、パソコンでした。

_computer_couple.png
その後、パソコン以外でのボランティア活動をしたりもしましたが、家庭を持ったりしたことで活動する機会も減っていきました。
子供が独立してまたボランティア先を新しく探そうと思った時に頭に浮かんだキーワードが「パソコン」でした。
こうして、私は、ぱそぼらんのメンバーに加えていただきました。

私は、ボランティアを行う上で、パソコンはあくまでも手段だと思っています。利用者はパソコンの習熟を目的にしていたとしても、操作や知識以外の何かを提供できるとしたら、それは大きな喜びです。

次回は ミヤケん さんにお願いします

posted by 練馬ぱそぼらん at 19:38| 会員紹介

2023年02月27日

テクノロジーに思うこと

まりんこ さん

bg_cafe.jpg

「分身ロボットカフェDAWN」という店を訪れた。店名のとおり、ロボットが店員として働く店だ。

ロボットと言ってもなんだか人間っぽい。なぜなら、ロボット一台に一人「パイロット」と呼ばれる人が「乗っている」から。パイロットが遠隔地からロボットを使って注文を受け、会話をし、品を運ぶ。その日自分のテーブルで接客してくれたパイロットも、グッズ販売コーナーであれこれ質問に答えてくれた人も、身体はその場にいない。大阪や北海道のパイロットもいた。ロボットにはタブレットが付いているので、パイロットの顔やプロフィールを見ることもできる。新たな体験は刺激的だが、店全体の雰囲気は自然で和やか。とても楽しい時間を過ごした。

robot_house.png
テクノロジーや技術の進歩は本来すばらしいこと。でも時として、余計な機能が使いにくいとか、人間の役割が奪われそうで怖いとか、マイナス面に振り回されることもある。

テクノロジーに対し、新しいとか、最先端とか、高機能とかに価値をおく時代を、私たちはもう終えたように思う。必要なのは人の暮らしを便利で豊かにする、ちょうど良くて心地よい技術だ。

お店で体感したのは、人と技術がほどよく交わるワクワク感と癒しの感覚。

『孤独の解消」をテーマに実験として始まったこの店は、これからも変化していくようだ。無限に広がる発想と可能性が楽しみだ。

分身ロボットカフェDAWNの情報はこちら


次回は raoya さんにお願いします。
posted by 練馬ぱそぼらん at 19:01| 会員紹介