2024年10月02日

近い故郷〜秩父

さい さんからの寄稿です

 昨年あたりから日帰り旅行は何回か出かけていましたが、今年の夏に、数年ぶりに泊りがけの旅行で、秩父に行ってきました。季節ごとの違う魅力を見つけられるので、今までも何回か訪れていましたが、温泉があるとのことで、今回は秩父市下吉田にある温泉旅館に宿泊しました。

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 目的地へは西武秩父駅で乗り換えて秩父鉄道で行きましたが、1時間に1〜3本しか列車が走っておらず、のんびりとした時間の流れを感じていました。普段、大江戸線を使っていますが、どの時間でも10分も待たないで乗車できるので、時刻表を調べないで駅に向かいます。秩父鉄道では、そのようなわけもいかず、電車の時間に合わせた計画で観光していました。もう走ることは儘ならないので、自ずと時間に余裕を持った行動になりました。和銅黒谷駅では、早めに駅に着いて少し休んでいると、ツバメが民家の巣に飛んでいるのを目撃したり、暑いながらも日陰に入ると少し爽やかな風を感じることもできました。

 皆野駅から旅館のシャトルバスで移動しましたが、その風景が小さいころ(50年くらい前)に両親の故郷に連れて行ってもらった風景に似ていたので懐かしくもありました。小高い山に囲まれた田んぼ道を移動しましたが、子供の頃にクワガタやカエルを取ったり、花火をしたりしながら、夏休みを過ごしたことを思い出していました。夜になり満天の星を期待したんですが、あいにく薄い雲がかかっており、星はみることができませんでした。子供のころの故郷の夜は隣の人の顔が見えないくらい真っ暗でしたが、秩父でもそれなりに街灯があり、真っ暗な闇夜は経験できそうもありません。昔の人は、真っ暗闇に対して月明りや蛍の光に風情を感じていたのでしょう。

 そういえば、大河ドラマの「光る君へ」では、月を見て離れた場所のことを思いやるシーンが何回もでてきます。また、徒然草にも「万のことは、月見るにこそ慰むものなれ。」と書かれています。平安時代や鎌倉時代の人も今と同じ月明かりを見ていたのかとも思うと不思議な気がします。最近そのようなことを感じれる年齢になったのでしょうか。


 秩父の話に戻します。

 今回初めて知ったのですが、秩父ではワイン作りをしていたり、イチローズモルトという世界的に評価の高いウィスキーもあるようです。宿の近くに、秩父のワインを出してくれるレストランがあり、飲み比べしながらランチを頂きました。バーニャカウダーのパスタも美味しかったです。イチローズモルトも自分用のお土産で買って帰りましたが、あっという間に飲み干してしましました。確かにおいしいウィスキーでした。

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  娯楽のことだけを書いていますが、秩父神社や15番、17番の札所にも寄ってきちんとお参りをして、御朱印も頂いています。秩父には34観音霊場があるそうなので、何年かかけて巡ってみたいと思ってます。

 私にとって、時間が穏やかに過ぎていく秩父は、子供のころに戻ったような心持にさせてくれます。また、機会があれば、訪れたいと思っています。

 次は sumi さんにお願いします。
posted by 練馬ぱそぼらん at 18:17| 会員紹介

2024年07月26日

「お城巡り」は素晴らしい

HIRO さんからの寄稿です

ぱそぼらんに入会してはや4年、HIROです。待望の(?)会員紹介をします。
先日ボランティア養成講座がありましたが、入会者が増えればよいですね。

ここからは、私の趣味でもある「お城巡り」についてお話ししたいと思います。お城といっても「世界遺産」「天守閣が現存」「平城・山城」などがあり、愛好家の中でも、石垣を見るのが好きな人や、城下町を含めた全体の設計を調べて楽しむ人など、様々なようです。鉄道マニアでも撮り鉄や乗り鉄、飲み鉄などがあるのと同じですね・・・

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天守に登って、城下町の景色を眺めるのも素晴らしいのですが(愛知・犬山城から見る木曽川などがおすすめです)、私は天守がすでになく、石垣や土塁だけが残っている城跡に行って、当時の状況を「妄想」するのが結構好きです。
家康が最後に過ごした静岡の駿府城跡や信長の安土城などはスケールも大きく、かなり萌えます。ひとりで盛り上がっているため、家族に理解されることは少ないです。より萌えるためには、事前に時代背景や歴史の流れを理解しておくことも大切ですが、そちらは最近サボっており、訪れるたびに反省ばかりです。ただし近くに資料館があることが多いので、そこで十分フォローできます。「行ってみよう」と思った方はご安心ください、やってますから。

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最近のオーバーツーリズムの影響で、のんびりとできないことも増えてきましたが、関東近辺や新幹線で日帰りできるお城も多いので、基本的にはお手軽に楽しめます。地元の地酒やご当地グルメを満喫したり、歩くことも多く健康にもよいので、実はお城マニアって多いんですね。今日も暑い中、江戸の街をブラブラしながら、妄想しているかもしれません。

最後に城巡りに駆り立てられるもう一つの理由として、地球環境があります。最近のニュースなどで最近各地に発生する地震や豪雨を見聞きするたびに、「建築物や石垣が崩れるのではないか」という不安が芽生え、行けるうちに行っておこうと考えるようになりました。最近の復旧技術は目を見張るものがありますし、また当時の建築技術の知恵や工夫に再認識させられることも多いのですが、やはり当時のままの姿をみたいですね。
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次回は さい さんにお願いします!
posted by 練馬ぱそぼらん at 18:40| 会員紹介

2024年05月31日

「時間」のはなし

よっしー さんからの寄稿です

時間とは???
「えっ!もうこんな時間!?」 「一週間あっという間〜」 「もう今年も半分過ぎちゃったー」…などなど、年齢を重ねるほど時が経つのを早く感じる、とよく言われます。なぜそう感じるのかも皆さんもうご存知かと思いますが、改めて考えてみました。

時間とは自然現象なのか?存在するとかしないとか?いろいろな分野での考え方があるので、定義することはとても難しいものですが、変化や経過が認識できることは確かで、過去から未来へと時間は流れています。

そこで!時間が経過する速さの感覚について、いま一度調べてみました。
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(1) 時間は非常に高速に加速運動を行うことや、重力の影響を受ける環境下では早さが変化する。
(2) 時間は時間の経過を観測する人の心理的な変化があった場合に早さが変化する。

(1) はアインシュタインの一般相対性理論で説明されているようです。「加速」や「加重」により時間の進み方が遅くなる」のような内容です。この概念は、私の日常生活においては余りピンとこないので、(2) について考えてみました。「心理的」な変化で時間の進み方が変化する、ということは個々で異なるということです。
では私とあなたでは1日の長さが違うのでしょうか?(笑) いやいや、違うわけがないですよね。時計で計れば公平です。でも「心理」が「時間」を変えるというのです。なぜか?

子供の頃、日曜日が待ち遠しかったり、行事がひとつ終わるともう次の行事まで我慢できなかったり、1日1日が長く感じませんでしたか?この、年齢により「時間の経過が変化する」現象が、「ジャネーの法則」ですね。1日の長さの人生における割合が心理学的に影響しているということです。
例えば、50歳の人間にとって1年の長さは人生の50分の1ですが、5歳の人間にとっては5分の1となります。つまり、50歳の10年は5歳の1年。50歳の10日が5歳の1日になります。早いわけですね〜
このジャネーの法則に従うと、80歳まで生きる人は20歳で人生の半分を生きたことになります。ビックリしました、半分ですよ?人によって時間の経過の体感は差があると思いますので、私とあなたでは感じる時間の流れは違います。同じ時間を忙しくするか、寝て過ごすかも自由です。「時間」は個人でコントロールできるものではないでしょうか。

まとまりのない話をしてきましたが、つまり「時間」を大切にしないといけないな、と思ったということです。
コロナ禍で何もできない時期もありましたが、少しずつ自由が戻ってきました。悔いのないように、やりたいことはやらないといけないな、時間はどんどん早くなっていく!
充実した人生だったと言えるよう、毎日を大事に、「時間」を大事に暮らしたいと思います。

次回は HIRO さんにお願いします。
posted by 練馬ぱそぼらん at 19:22| 会員紹介