2020年12月27日

嫌われる勇気

Tom さん

ぱそぼらん会員のTomです。

一昔前にバズった「嫌われる勇気」という本をご存知でしょうか。

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流行った、タイトルがキャッチーということで、書店でレジに持って行くのもなんだか小っ恥ずかしい自己啓発本ですが、人生これでいいのだろうか?まあ、いっか、いやよくない!と日々悶々としているかたには、是非書店またはインターネットでポチッて、じっくり読むことをおすすめします。

この本は、人生に思い悩む青年と哲人の間で、アドラー心理学という心理学(というか哲学)を軸にどうすれば人は幸せになれるのかという、おそらくどんな人にとっても人生の中で無視できないテーマが論じられます。

さて、この「幸せ」という言葉ですが、「幸せ」ってどういうことか自分にも人にも説明できますか?

私はこの幸せという言葉は、非常に理解しにくく誤解しやすい言葉だと思っています。

おいしいものを食べられて幸せだとか、布団でぬくぬくできて超幸せだとか、好きな人といっしょにいられて超超幸せ!マンモスうれPー!だとか世間ではよく聞く言葉です(聞かないか)。ただ、その多くは「幸せ」ではなく「快楽」でしょう。今一度、いままで自分が幸せだと考えていたことが、快楽だったのではないかと疑いをもつことも重要だと思います。快楽がいいとか悪いとかいうわけではないですが、快楽って持続的でないですし、快楽ばかり追うのも(追わされるのも)正直疲れません?

この「嫌われる勇気」という本には快楽ではなくどうすれば本当の幸せを得ることができるのかも具体的に説明されています。(「幸せになる勇気」という続篇もありwww)

ややネタバレですが、常日頃、人間関係がうまくいっていて、常時、利他の精神の持ち主の人は、あまりこの本を読む必要はないでしょうね。そういう人には書いてあることが当然すぎて何も響きませんw それに多分、そんな人はすでに幸せだと思いますし。

なんか漠然ともっと幸せになりたいな〜とか、明日仕事行くのかったるいな〜と思う人は、一度お読みになってはいかがでしょう。自分の自己中っぷりを思い知り、赤面することにもなるでしょう、私のようにw そして、読んだあとはきっとだれかに貢献したくなるでしょう。それが私がぱそぼらんに入会したきっかけでもあります。

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内省という自分を見つめる作業はときには大変辛い現実を自分に見せつけてきます。しかしながら、それがわかった上で、この本は同時にこれからの未来をどう生きるか?と読者に勇気を与え鼓舞してくれる本でもあります。

この文章をここまで読んでくれたかた、乱文にかかわらずお付き合いいただきありがとうございます。何か少しでもあなたのプラスになったら幸いです。

次回は ちょびん さんにお願いします。


posted by 練馬ぱそぼらん at 15:27| 会員紹介