2023年02月27日

テクノロジーに思うこと

まりんこ さん

bg_cafe.jpg

「分身ロボットカフェDAWN」という店を訪れた。店名のとおり、ロボットが店員として働く店だ。

ロボットと言ってもなんだか人間っぽい。なぜなら、ロボット一台に一人「パイロット」と呼ばれる人が「乗っている」から。パイロットが遠隔地からロボットを使って注文を受け、会話をし、品を運ぶ。その日自分のテーブルで接客してくれたパイロットも、グッズ販売コーナーであれこれ質問に答えてくれた人も、身体はその場にいない。大阪や北海道のパイロットもいた。ロボットにはタブレットが付いているので、パイロットの顔やプロフィールを見ることもできる。新たな体験は刺激的だが、店全体の雰囲気は自然で和やか。とても楽しい時間を過ごした。

robot_house.png
テクノロジーや技術の進歩は本来すばらしいこと。でも時として、余計な機能が使いにくいとか、人間の役割が奪われそうで怖いとか、マイナス面に振り回されることもある。

テクノロジーに対し、新しいとか、最先端とか、高機能とかに価値をおく時代を、私たちはもう終えたように思う。必要なのは人の暮らしを便利で豊かにする、ちょうど良くて心地よい技術だ。

お店で体感したのは、人と技術がほどよく交わるワクワク感と癒しの感覚。

『孤独の解消」をテーマに実験として始まったこの店は、これからも変化していくようだ。無限に広がる発想と可能性が楽しみだ。

分身ロボットカフェDAWNの情報はこちら


次回は raoya さんにお願いします。
posted by 練馬ぱそぼらん at 19:01| 会員紹介