さい さん
あと数年で還暦となる年齢になり自分の時間できるようになったため、それまでの会社人生からの脱却を目指して、日帰りの小旅行などを試みるようになりました。いわゆる観光地と呼ばれる場所が十数年前とすっかり様変わりしてることに驚きながら、観光地以外でも、ちょっとした癒しの空間だったり、歴史を感じさせる場所を見つけて、ゆったりとした時間を過ごして楽しんでいます。
今回は、その中の自己流ベスト3を紹介します。
第3位 秩父
緩やかなすり鉢状になったエリア一面に芝桜の花のじゅうたんが敷き詰められており、その中を散策できます。真ん中に立つとどちらを向いても、花だらけで豊かな気持ちになれます。自宅の庭でも花のじゅうたんとはいかないまでも、花の敷物くらいを味わいたいと数株買って植えたのですが、翌年から咲かなくなりました。株自体は元気なので肥料不足なのでしょうか。来年に向けて、少し手を加えようと思います。また、秩父札所34ヶ所のうち、何か所かが駅から歩いて行ける範囲にありましたので、のんびりと散歩しながら巡ってきました。小さなお寺ばかりですが、それぞれに特徴がありますので、行く先々での発見が楽しみでした。途中で、思いがけずSLが走っているところに出くわしました。あとから調べてみると、休日に1往復運転していたようで、これも札所巡りのご利益かとほくそ笑んでいました。有名な秩父夜祭のような祭りの熱気も良いのですが、普段の秩父も素朴な街で一息つくには絶好の地域です。
第2位 皇居東御苑
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第1位 川越
高校の時に川越に通っていましたが、久しぶりに会った高校の友人から、川越は江戸のテーマパークみたいだと言われて、30年ぶりに川越を訪れてみました。確かに、テーマパークというのがぴったりの表現で、古い様式ながら真新しいお店屋さんが立ち並び、新しくできた江戸の町といった風情になっていました。多くの観光客が行き交っており、菓子屋横丁は身動きがとれないほどの混雑でしたし、時の鐘の下でもお店屋さんに人が沢山並んでいました。40年前の川越は、時の鐘の下では、みたらし団子をおばあさんが一人で売っていたり、スポーツ店が蔵屋敷だったり、古い建物が残る素朴な生活が穏やかに流れているような街でしたが、時代の流れなのでしょう。とはいえ、川越氷川神社や喜多院などの昔から変わらない神社・寺院が多く点在し、川越城 本丸御殿が現存していたり、歴史を感じされる建物は変わらないままでした。名画座のような「川越スカラ座」が残っており、高校時代に「南極物語」や「キタキツネ物語」を安い値段の鑑賞券で見に行ったことを思い出しました。
2019年10月に品川神社に行って以来、自粛でどこもでかけられませんが、早くコロナが収束して安心して出かけられるように願うばかりです。
次は ちょびん さんにお願いします。